最後の実戦忍者 高松寿嗣
収録時間:71分
価格:¥5,600+税
仕様:カラー/STEREO/片面1層/英語字幕
発売日:2003.11.18
最後の実戦忍者として名高い高松寿嗣。中国武徳会会長として数々の武勇伝を残し、最後の皇帝ラストエンペラーとも親交を結んで、蒙古の虎と呼ばれた武道の達人。高松先生から古武道9流派を受け継いだ初見良昭宗家が、8mmフィルムで撮られた生前の映像(約30分)を初めて公開した貴重映像。さらに多数の手紙や写真、各流派の伝書などを紹介する。
収録内容
初見良昭宗家がすべてを解説
・初見良昭に遺した多数の手紙
・様々な伝書
・数百枚にのぼる写真
・各流派の免許、巻物
・秘蔵映像(稽古風景)30分
初見良昭が語った師の素顔は、慈愛に満ちあふれた人間味豊かなものであった。師より受け継いだ数々の伝書をはじめ、多数の手紙や写真、書、絵画など、弟子を思う気持ちが伝わってくる様々な遺物を前にして、初見良昭は師と共に過ごした時空へと思いを馳せる。
そして30分を超える8mm映像。この映像は、高松寿嗣から初見良昭へと伝承された口伝のひとつであり、日本の武道界に遺された貴重な映像資料である。初見良昭宗家によってこの映像が作品化されることは、極めて意義深く、武道を志す全ての者に向けた画期的な贈り物である。
出演
高松寿嗣(Takamatsu Toshitsugu)
明治22年(1889年)兵庫県明石市に生まれる。戦前、中国武徳会の会長として満州に渡り、10年間武勇の数々を残す。現地の人たちからと畏敬を込め“蒙古の虎”と呼ばれ、中国の皇帝・ラストエンペラーとも親交を結んだ。最後の実戦忍者・武術家である。戸田、石谷、水田、3人の師から9つの流派を継承し、奈良県橿原市での15年に渡るマンツーマンの稽古により、9流派を初見良昭に伝える。また、実戦武術家としてだけでなく、秀逸な思想家、洒脱な芸術家でもあった。昭和47年(1972年)没。
初見良昭(MASAAKI HATSUMI)
昭和6年、千葉県に生まれる。“蒙古の虎”と呼ばれた最後の実戦忍者、高松寿嗣に師事し、古武道9流派の宗家を継承する。戸隠流忍法、高木揚心流柔体術、虎倒流骨法術、玉虎流骨指術、雲隠流忍法、玉心流忍法、義鑑流骨法術、神伝不動流打拳体術、九鬼神伝流八法秘剣。9流派のエッセンスを総合し、武神館道場を設立した。全身感覚に裏付けられた武道体術を追求している。世界中に弟子多数。宗家寿宗。